身近な人を守る!歩行介助の方法

歩行介助方法 歩行介助の方法 歩行介助で大切なこと 片麻痺の人の歩行介助 介護方法 介護の方法 メディケアリハビリ訪問看護ステーション 藤井寺市の訪問看護 大阪市の訪問看護 東大阪市の訪問看護 大東市の訪問看護 住吉区の訪問看護 福島区の訪問看護
近年の高齢化に伴い、「誰かを介助する」という機会も身近になってきています。
転倒のリスクがある方と一緒に歩くとき、はたしてどのようなことに注意して歩行介助を行えばよいでしょうか?

療法士はリハビリを行う際、歩行時のリスクを考慮しながら歩行介助を行なっています。
そこで今回は、歩行介助に入る前、被介助者について把握しておくべきことと歩行介助の具体的なポイントについてお伝えします。

 

被介助者について把握しておくべきこと

歩行介助を安全・適切に行うためには事前に把握しておくべきことがあります。

 

1.身体の状態

歩行介助の基礎として、被介助者が現在、
  • どのような身体の状態にあるのか
  • 疾患があればその特徴
を把握しておくことが大切です。
片麻痺がある方の場合は麻痺側に介助者が位置することで介助しやすくなります。
また、麻痺側の足をひっかけたりつまずいたりして転倒してしまう危険性が高いです。

パーキンソン病の方であれば、突進するように歩行(突進様歩行)してしまうことが多いため、歩行時に前方に転倒する可能性が高くなります。
身体の状態を知っておくことで、ある程度転倒傾向を予測することができます。

歩行介助をする際には、まずはこれらを念頭に置いておくとより安全に介助を行えます。

 

2.支持基底面と重心

転倒は多くの場合、両足の支持基底面から重心が外れてしまうことで起こります。
  • 支持基底面がどのような状態にあるか?
  • 重心はどうか?
上記を常に観察しながら介助することが大切です。
しかし、これらは目に見えないため、被介助者の体の状態(姿勢など)から推測する必要があります。
また、転倒するときは本当に一瞬で転倒します。
転倒してしまうと、どんな力持ちの人でも被介助者の全体重を瞬間的に支えることはできません。
したがって最善の転倒予防策は、完全に転倒する前段階――つまり体勢を崩した瞬間に素早く支えられるよう、被介助者の特定の部位を常に観察しておくことです。

 

歩行介助のポイント

歩行介助を行う際に注意しておくべきポイントについてお伝えします。

 

1.足元を見ておく

転倒するとき、つまり人が体勢を崩し始めるのは足が正しく地面に接地できていないときです。
介助する際は常に被介助者の足元を見ておきます。
介助者の手で被介助者の体を支えるくらいでは姿勢の崩れを修正できないことも多く、物につまづいたり足が地面に引っ掛かったりした瞬間に、被介助者に抱きつくようにして全身で介助しなければ転倒を防ぐことはできません。
また、被介助者の足元だけでなく、少し視野を広げて足元周囲の地面の状況も観察しておきます。
施設や病院などの屋内では段差もなく歩きやすい場合が多いですが、自宅や屋外では段差があったり、滑りやすいもの(紙やビニールなど)が落ちていたりして、それらを踏んでしまう可能性もあります。
屋外では被介助者の足元周辺だけでなく、周囲を歩いている人や自転車、車、信号などの周囲の環境にも気を配る必要があります。
そのため、屋外で歩行介助をする際には前もって歩くことになるであろう動線を介助者が考えておき、段差や障害物が少ない安全な道を選んで誘導します。

 

2.体を近づけておく

立っているときの人間の重心は骨盤付近にあります。骨盤付近が一番動かしにくく、介助する際に重たく感じる部位です。
そのため、介助者は被介助者が体勢を崩したとき、骨盤にすぐに手が届く距離に立っておく必要があります。
前方手引き歩行介助などの歩行介助の方法では、被介助者が体勢を崩したときに骨盤に手が届かないため注意が必要です。
できるだけ被介助者と体を近づけて歩行介助を行いましょう。

 

まとめ

歩行介助を安全に行うために、まず身体の状態や疾患の特徴を理解し、実際に歩行介助を行う際は、
  • ①足元を見ておく
  • ②体を近づけておく
ことが重要になります。
転倒は本当に一瞬で起こってしまいます。
ぜひ参考にしてみてください。
 

一覧へもどる