大阪住吉地域講座「パーキンソン病の嚥下障害について」を開催しました

先日、メディケア・リハビリ訪問看護ステーション サテライト大阪住吉で地域講座を開催しました。
講師は私、言語聴覚士の吉田が務めさせていただきました。

内容は第1部「パーキンソン病の嚥下障害について」と第2部「サルコペニアについて」です。
まず第1部の「パーキンソン病の嚥下障害について」ですが、そもそもパーキンソン病とはどのようなものなのでしょうか?
パーキンソン病とは、脳内の神経伝達物質であるドーパミンが不足することで引き起こされる病気で、主な症状は、手足が震える、動作が遅くなる、筋肉がこわばる、バランスの変化に対応しにくくなる、などが有名です。
そして、これらの症状が進むと舌の動きや喉の動きが悪くなり、嚥下(飲み込み)のしにくさにつながっていきます。
今回は、食べ物を飲み込むのに必要な筋肉のトレーニング方法やリハビリテーションの紹介を交えながら、どのように悪化を防ぐのかについてお話しました。
たとえばパタカラ体操。これは「パ」「タ」「カ」「ラ」としっかり発音することで、食事に必要なお口周りの筋肉や舌の動きをよくする体操です。この体操をご参加いただいたケアマネジャーの方にも実際に行っていただきましたが、「口のどの部分の筋肉が動き、舌がどのように動くのかがよく分かった」「さっそくご利用者にお伝えしたい」などのお声をいただきました。
また、アイスマッサージの方法やパーキンソン病とパーキンソン症候群の違いは? など、多くのご質問が挙がり、活気あふれる講座となりました!

 

第2部では、共催いただいた株式会社クリニコ様より、「サルコペニア」予防のための食事や運動についてご講義いただきました。
サルコペニアとは、加齢や疾患によって筋肉量が減少することで、握力や下肢筋・体幹筋など全身の「筋力低下が起こること」をいいます。
その原因は様々ですが、主に加齢よって食事内容がごはんなどの炭水化物が中心となり、筋肉の元となる肉や魚などのたんぱく質が不足することや、上記でお話した「パーキンソン病の嚥下障害」によって食事の量が減ってしまうことが挙げられます。
そこで、株式会社クリニコ様では、手軽にたんぱく質などの栄養を摂ることができ、且つ食べ物の飲み込みにくさを感じている方でも食べやすい商品を開発されています。
この日、実際にたんぱく質を簡単に摂ることができる豆腐風味の栄養補助食品と介護職の茶碗蒸しを試食しましたが、お豆腐はしっかりと大豆の味が感じられ、茶碗蒸しはお出汁がきいていてとてもおいしく、そして食べやすい商品でした。
やはり加齢や疾患によって栄養面に不安がある方と関わりの多いケアマネジャーさんですので、これらの商品も大変好評でした。

今回、このような形で地域講座を開催した理由は、地域で共に働く皆様に何か貢献できないかと考えたからです。
講座後のアンケートでは、「内容がとても分かりやすかった」「より深い知識を得ることができた。明日からの仕事に活かしていきたい」などのお声をいただき、予想以上の反響に嬉しい限りです。
今後も地域講座を開催していく予定ですので、次回もぜひご参加ください!

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