「第6回日本地域理学療法学会学術大会」で発表しました

日本地域理学療法学会学術大会 理学療法学会 理学療法士 作業療法士 地域分野 訪問看護 大阪府立大学

弊社の作業療法士 蕨野(メディケア・リハビリ訪問看護ステーション サテライト城東)と大阪府立大学大学院が共同で開発している評価尺度について、「第6回日本地域理学療法学会学術大会」で発表しました。
今回は発表した蕨野OTに学会のレポートをしてもらいました!

作業療法士として「理学療法学会学術大会」に参加

本学会は、メインコンセプトとして「地域理学療法学の構築に向けて」、サブコンセプトとして「地域理学療法の化学と実践の融合」を掲げていました。
そのコンセプト通り、地域でどう取り組んでいくのかについて、科学的側面と実践的側面の両輪で熱く議論されていました。
私は他職種枠の作業療法士として参加しました。どのセッションでも活発な議論が展開されており、様々なバックグラウンドをもった方々が「地域」という1つのテーマに向けて意見をぶつけ合い、より高みを目指す姿に刺激を受けました。
また、地域について熱く考えている同志がこんなに多くいるのだということも嬉しく思いました。

学会発表「家族が被介護者のADL能力を評価するSelf Assessment Burden Scale-Motorを生活期において評価した場合の妥当性の検討」

現在、大阪府立大学大学院と共同で開発中の評価尺度と、この評価尺度についてのこれまでの研究結果を報告しました。
開発中の評価尺度「Self Assessment Burden Scale-Motor」は、ご家族や介護士の方でも簡単に被介護者の日常生活活動(ADL)能力を評価することができるものです。
リハビリ職種が関わっていない地域に暮らす被介護者のADL能力を、家族や他職種の方が定量的に、且つ簡単に評価できることで、リハビリの早期介入やリハビリ終了後のフォローアップに繋げていきたいと考えています。
これまでの研究では、病院退院前の方を対象にした報告だけでしたが、今回は在宅生活を送る方を対象にした研究結果を報告しました。
聴講いただいた方からはこれまでにない反響があり、有意義なディスカッションを行うことができました。
ご意見をくださった方の中にも私と同じように地域へ課題を抱いている方がおり、この研究は臨床にとても意義のあるものだとおっしゃっていただいたことがとても嬉しかったです。
いただいた意見を基に、より良いものにするため内容をブラッシュアップしていきます。

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