「車いす」というと、歩けない方が使うものといったイメージを持っている方も多いのではないでしょうか?
もちろん、「車いす」は歩けない方の生活を支え、活動範囲を広げる役割も持っています。
しかし、実は「車いす」の役割はそれだけではありません。
たとえば、「歩けるけど、人の介助が必要」という方は、車いすを使うことで、一人で自由に動けます。
また、「家の中で歩けているけど、転倒リスクが高い」という方は、安全に家の中を移動できるようになります。
ほかにも「外は掴まるところが少ないから、外出時は車いすを使っている」など、「車いす」は安全に移動でき、行ける場所を広げ、できることを増やす、という役割も担っています。
車いすを使うと足腰が衰える?
車いすを使うと「足腰の筋肉が衰えるしまうのでは?」といった心配もあるかと思います。
もちろん、自立歩行ができる方、手すり歩行や杖歩行ができる方が、日常生活の中でずっと車いすに乗っていると確かに足腰の筋肉は衰えてしまします。
しかし、「車いす」を単なる「足の代わり」に使うのではなく、
- 行きたいところに安全に行く
- いつもより遠い距離を移動する
- やりたいことをするために体力を温存する
- 行動範囲を広げる
という考えで使用してみると、「体の機能が衰えたから乗る物」ではなく、「自分が望む生活を実現するための道具」にもなるのではないでしょうか。
車いすに乗っているとお尻が痛い…を解決!車いす用クッション
日本の家は海外の家と比べて狭いという特徴があります。
そのため、日本の車いすはコンパクトで折りたためるよう作られているものが多いです。
折りたためるということは、持ち運びに便利で、家の中でも邪魔になりにくいといったメリットがあります。
しかし一方で、折りたたむために座面がペラペラのスリングシートでできているため、長時間車いすに座っていると「お尻が痛い」「座っているとしんどい…」といったように、活動を阻害してしまうこともあります。
その問題を解決してくれるのが、車いす専用クッションです。
身体の状態に合ったクッションを使うことで
- 車いすに乗った状態での長時間の活動が楽
- 姿勢の崩れ防止・改善
- 床ずれ(褥瘡)予防
- 誤嚥予防
など、さまざまな効果が得られます。
介護保険を持っている方であれば、数百円からレンタルすることもできます。
どんなクッションが自分に合っているのかわからない…という方はぜひメディケア・リハビリまでご相談ください。
看護師、理学療法士・作業療法士があなたのお体に合ったクッションを選定します。
※弊社へのご相談は大阪府、京都府、兵庫県にお住いの方に限ります。
ほかにも、福祉用具業者やケアネジャーに相談することでも、あなたに合ったクッションを選定してもらえます。
まとめ
「車いす」は、歩けない方はもちろん、歩行に心配がある方の生活もより充実したものにしてくれる道具のひとつです。
あなたもやりたいことをもっと自由に、安全に車いすを使ってチャレンジしてみませんか?