訪問看護ステーションのオンコールとは
訪問看護ステーションにはオンコールというものがあり、24時間体制をとっている訪問看護ステーションが、利用者の急変など緊急時に備えて待機し、いざという時に対応するものです。メディケア・リハビリの訪問看護ステーションでは、オンコール専用の携帯電話を用意し、看護師スタッフが持ち回りで担当しています。
オンコール当番の頻度は?月に何回くらい?
オンコール当番の頻度・回数は訪問看護ステーションによってまちまちです。メディケア・リハビリの訪問看護ステーションでも、医療依存度の高い利用者や終末期の利用者、独居の利用者など、地域によって利用者の状況が異なっていたり、スタッフの人数が違っていたりするため、ステーションによって頻度や回数は異なっています。
▼オンコール当番の回数が多いステーション
弊社の場合、オンコール当番の回数が多いステーションは、大抵オンコール電話がよく鳴るステーションです。オンコール当番の回数は月5~7回程度。
ただし、当番期間は1~2日程度で交代と短く設定し、なるべくスタッフの負担にならないよう回しています。
また、管理者がオンコール[サブ当番]を担っているので、メイン当番者が電話に出られなかったときなど、万が一にも備えています。
▼オンコール当番回数が少ないステーション
オンコール電話が鳴る回数が少ないステーションでは、月1~3回程度の当番になります。なお、電話が鳴る回数が少ないこともあり、当番期間は5~7日程度で交代と少し長めの設定となっています。
オンコール電話が鳴ったら必ず訪問しないといけない?
オンコール電話が鳴る=必ず訪問しなければならない、というわけではなりません。実はオンコール電話が鳴ったとき、その多くは電話相談だけで済みます。
また、オンコール電話が鳴る回数については、日中も夜間もそれほど変わりありません。
なお、弊社で夜間にオンコール電話が鳴って実際に訪問しなければならない回数は、平均して月2回程度となっています。
オンコール当番になったときの過ごし方
オンコール当番になっても、基本的にはいつも通りの生活を過ごしています。
平日のオンコール当番者の過ごし方
朝出勤し、普段通りの訪問業務や書類業務を行います。ただし、オンコールが鳴ったらすぐに出られるよう、いつも傍らに電話を置いておく必要があります。
また、訪問業務中にオンコールが鳴った場合、すぐには出られないことがあります。
その時は[サブ当番]や空いている他のスタッフがフォローに回ります。
ステーションのスタッフ全員でフォローしているので、万が一の時も安心ですね。
退勤後もオンコール当番は続くので、いつでも電話に出られるよう、お風呂へ入っているときは脱衣所に、寝る時は枕元に携帯電話を置いておく必要があります。
緊急訪問の際は、判断力はもちろん、自転車や自動車に乗ることもあるので、飲酒は控えましょう。
休日のオンコール当番者の過ごし方
休日にオンコール当番になったからといって、じっと家にいなければならないということはありません。普段通りの生活で構いません。近所へお買い物に行くなど、ちょっとした外出も大丈夫です。
ただし、自宅から遠く離れた場所へ外出したり、長時間オンコール電話に出られなかったりすることは避けてください。
また、平日のオンコール当番と同様にいつでも電話に出られるよう、お風呂へ入っているときは脱衣所に、寝る時は枕元に携帯電話を置き、飲酒は控えましょう。
オンコール手当はいくらくらい?
オンコール当番になった際、オンコール手当が出ます。これは、オンコール電話が鳴っても鳴らなくても必ず出る手当です。
※下記の金額は弊社の場合です。
- 平日:2,000円/日
- 休日:4,000円/日
オンコール手当とは別に「緊急訪問手当」もある
オンコール手当のほかに、オンコールを受けて実際に利用者宅へ訪問した場合、別途「緊急訪問手当」が出ます。弊社の場合は、移動時間も含めて1時間あたり4,000円程度の手当になります。
まとめ
オンコールとは、利用者の急変など緊急時に備えて待機し、いざという時に対応するものです。メディケア・リハビリの訪問看護ステーションの場合、オンコール当番は、
- 多いステーションで月5~7回(1~2日程度で交代)
- 少ないステーションで月1~3回(5~7日程度で交代)
オンコール当番の頻度はそれぞれの訪問看護ステーションで異なるので、詳しくは会社説明会や面接のときにお尋ねください。
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