新社会人の3人に2人が早起きできるかどうかに不安を抱えている
ある調査では、新社会人の66.5%が「毎朝しっかり早起きできるかどうか」を不安に思っているそうです。また、「早起きが得意か」という質問には、57%の新社会人が「やや苦手」「とても苦手」と答えており、朝の目覚めに対して多くの人が不安を持っていることが明らかになりました。
そこで今回は、早起きすることで得られるメリットと、スッキリと目覚めるための方法をご紹介したいと思います。
早起きすることで得られるメリット
早起きすることで得られるメリットはたくさんあります。
作業効率が高まる
朝の時間帯はスッキリとした状態で作業に集中できます。なぜなら、睡眠によって前日に溜まっていた疲労やストレスが洗い流され、脳がリフレッシュした状態になっているからです。
寝ている間に脳内の情報も整理されており、新しい情報や知識も取り込みやすい環境になっています。
自分の時間が持てる
夜の時間帯だと「テレビを点けて、バラエティ番組やドラマをだらだらと観てしまった」なんてことはありませんか?では、朝の時間帯はどうでしょうか?
朝はSNSの動きが鈍く、仕事上の急な連絡が入ることも少ないため、しっかりと自分の時間が取れます。
朝は外部からの邪魔が入りにくい分、集中力を乱されることなく自分のやりたいことに取り組めます。
生活リズムが整う
朝日をしっかりと浴びることで「セロトニン」という神経伝達物質が分泌されます。「セロトニン」は精神を安定させる作用があるだけでなく、「メラトニン」という眠気を誘発する物質の分泌にも影響します。
そのため自然と生活リズムが整い、規則正しい生活を送ることができるようになります。
スッキリ目覚めるための6つの方法
目覚めを良くするための方法は科学的にある程度分かっています。
朝日を浴びる
先述したように、朝日を浴びることで「セロトニン」が分泌され、それが眠気を誘発する「メラトニン」の分泌にも関係してきます。起床後はカーテンを開けたり散歩をしたりして、朝日に当たる時間を作りましょう。
生活リズムが安定し日中の覚醒も高まりますよ。
冷たい水で手を洗う
人間は体の中心部の深部体温と末梢部の皮膚温度の差が高くなると覚醒が高まります。朝起きて冷水で手を洗うと末梢の温度が下がり、深部体温との差が高まるのですっきりと目が覚めます。
手だけでなく、足も冷水で洗うとより効果的でしょう。
ガムを噛む
野球選手が試合中にガムを噛んでいる姿を見たことはありませんか?メジャーリーグなんかだと、特によく見かける姿だと思います。実は、ガムを嚙むことで脳に良い影響があると様々な研修結果で明らかになっているからなんです。
ガムを噛む刺激が脳に良い影響を与え、精神活動が活発になります。
その結果、集中力が高まったり、覚醒度が上がったりする効果がみられます。
朝食をしっかり摂る
人間の身体は寝ている間にもエネルギーを消費しています。朝食を取らずにいると脳へのエネルギーが不足し、日中頭がぼんやりとしてしまうことがあります。
脳に限らずエネルギーを摂取することで、日中の活動量を上げる手助けともなり効果的です。
できるだけ毎日同じ時間に朝食を食べることで、体内時計の調節にもつながります。
20分程度の仮眠を取る
昼食後はどうしても眠くなってしまいがちです。そんな時は思い切って仮眠を取りましょう!15~20分程度の仮眠は、仕事を効率的に進める手助けになります。
横になるスペースがなくても、椅子に座った状態で机に伏せて、目を閉じるだけでも効果があります。
その際、アイマスクや耳栓などを使って光や音を遮断してあげると、より眠りの質も高まるでしょう。
就寝前にスマホやパソコンを観ない
朝スッキリと目覚めるためには、夜の睡眠の質を高める必要があります。スマートフォンやパソコンが放つブルーライトには覚醒を促す作用があります。就寝前ぎりぎりまでこれらを眺めていると、寝つきが悪くなったり、睡眠の質が悪くなったりし、その結果、朝の目覚めにも悪影響が出てしまうのです。
就寝1時間前からは、スマホやパソコンには極力触らないようにしましょう。
まとめ
早起きをすることで、様々なメリットがあることが分かりました。早起きがもたらすメリットとしては、
- 作業効率が高まる
- 自分の時間が持てる
- 生活リズムが整う
スッキリとした目覚めを実現させるための方法としては、
- 朝日を浴びる
- 冷たい水で手を洗う
- ガムを噛む
- 朝食をしっかり摂る
- 20分程度の仮眠を取る
目覚めが良くなることで気分良く仕事に臨めるだけでなく、朝の時間を有効活用することができます。
朝の時間に新しいことに挑戦したり、自己実現のチャンスとして使い、充実した人生へとつなげてください。