旅行のためのリハビリプログラム提案から具体的な登山プランまで企画「介助者付きアクティブ登山リハビリ旅行」を催行しました

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2022年の秋、Rehavel（リハベル）では、葉が色づき始めた生駒山でアクティブ登山ツアー（介助者1名付き）を催行しました。
ご依頼は個人で、以前は趣味の登山を楽しんでおられましたが、数年前に発症した病気をきっかけに運動機能・認知機能が低下していったため、山を登る機会がなくなっていました。

病気になっても山に登りたい

「再び山に登りたい」
そうお問い合わせいただいたのは初夏のことでした。

ご依頼者のKさんは登山が趣味で、これまでに日本各地の名峰をその足で登ってきました。
しかし、数年前に正常圧水頭症という病気になり、また新型コロナウイルス感染症が流行したことで山に登る機会がほとんどなくなっていたそうです。

旅行プランだけでなく、旅行に向けたリハビリプログラムも提案

更に詳しいお話を聞くと、Kさんは運営母体がRehavel（リハベル）と同じハートケアグループのデイサービス「リハビリプラザ深野」をご利用中であることが分かりました。
そこですぐに「リハビリプラザ深野」の介護士や機能訓練を担当している療法士に連絡を取り、Kさんの身体状態を専門的に確認しました。

この時点では、介助者が同行しても、Kさんが以前まで登っていた中上級者向けの登山だけでなく、初級者向けの登山も体力的に難しいことが分かりました。
そのため、まずは「リハビリプラザ深野」と連携し、持久力の向上や登山道でも安心して上り下りができる歩行バランス能力を向上するプログラムに取り組んでいただくことになりました。

具体的なプランを提示することでモチベーションアップ

「どの山」に「どのルート」で登るかについても、Kさんのご希望を聞きながらRehavel（リハベル）がプランニングし、Kさんに提案しました。

復帰後はじめての登山ということで、今回は登山道が整備されており、比較的安心して登山を楽しむことができる「生駒山」の「らくらく登山道」を同行介助者と共に登るツアーをプランニングしました。

具体的な山と登山ルートが決定したことで、「諦めかけていた登山への思いとイメージが湧いた」と、Kさんのモチベーションは更にアップ！
積極的にリハビリプログラムに取り組んでおられました。

病気があっても登山を楽しめる

待ちに待った当日、天候にも恵まれ絶好の登山日和となりました。
同行介助者（介護士）と一緒に登山口に立ったKさんは少し緊張した様子でしたが、登り始めてみるとなんのその！不安のない足取りで一歩一歩しっかりと歩を進め、薄ピンク色の花を付けたサザンカや、色付きはじめた紅葉の葉や桜の木などを楽しむ余裕もあるほどでした。