今年も年に1度の「訪問看護ステーション幹部職研修会」を開催しました！
訪問看護ステーション幹部職研修会とは、メディケア・リハビリの訪問看護ステーション11事業所（2023年3月末日現在）の管理者と事業所長が一堂に会し、自身のステーションの運営状況の報告や管理者業務の足元点検などを行う研修会です。


 

特に2022年度は、新たに管理者に就いた社員も多くいたので、「訪問看護ステーション管理者［基本の【き】］」をテーマに開催しました。


 

訪問看護ステーション管理者［基本の【き】］

訪問看護ステーションの管理者の仕事と一言でいっても、
・書類の確認
・新規依頼の確認・契約
・主治医や居宅介護支援事業所、他訪看など関連機関との連携
・制度に則った判断
・社員教育
・事業所の運営・収支管理
など、ジャンルもさまざま多岐に渡ります。

もちろん、これらすべてを一人で担っているわけではありません。主任など、直属の部下が担っている部分もあります。
しかし、どの業務を主任に任せるかなどの選定も管理者の仕事になるため、やはり大変な部分はあります。




このように、管理者の仕事は多岐に渡るため、まずは土台である「基本」をしっかりと固めておく必要があります。
そのために、足元点検という意味合いも含めて毎年「訪問看護ステーション幹部職研修会」を開催しています。


 

訪問看護ステーションの新人教育の工夫

また、管理者や事業所長が一堂に会するということで、それぞれの事業所の悩みを相談する時間も設けています。
今回は、新たに管理者に就いた社員から「新人教育」についての相談がありました。

会社ルールで新人に対する研修や同行訪問等の内容はある程度決まっていますが、新人の経験やスキルなどには各々の得意分野や振り幅があるため、そういった点は事業所の方針に任せている部分があります。
このような「一定の基準を示していない」部分の新人教育をどうしているのか、という相談でした。



ある事業所では、同行訪問の中でも「痰の吸引の手順を間違えずに3回できたら合格」など、ケア等の内容を細かく分け、それぞれを複数回間違えずにできれば「合格」とし、徐々に一人で訪問を行えるようにしていくという教育方法を取っている所もありました。

各事業所の新人教育の工夫について話し合うことで「良い部分」を各々が取り入れることができ、ブラッシュアップしていくことができるのも「訪問看護ステーション幹部職研修会」のメリットだと思います。

まとめ

メディケア・リハビリの訪問看護ステーションでは、毎年、各事業所の管理者と事業所長が一堂に会する「訪問看護ステーション幹部職研修会」を開催しています。
この研修会では、各事業所の運営や収支報告に加えて、それぞれの管理者が困っていることや悩んでいることを共有・相談することで事業所自体をブラッシュアップしていくことも目的となっています。

また、管理者同士の横の繋がりができることで、日頃から「●●に困ったな……、そうだ、▲▲管理者に相談してみよう！」と悩みや問題の早期解決に繋がることも見込めます。

新人管理者はもちろん、長年管理者を続けていても悩みというのは尽きないものですよね。
幹部職研修会では、管理者全員がそれぞれの「良さ」を持ち寄り、会社全体で質を高めていこう！という思いで開催しています。