10年以上働くベテラン言語聴覚士さんへインタビュー‼ 訪問看護ステーションでの言語聴覚士の仕事とは?


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在宅分野での言語聴覚士の需要は年々増えてきています。
しかし、その需要に対して訪問看護(訪問リハビリ)で働いている言語聴覚士はまだまだ少ないのが現状です。

「訪問看護(訪問リハビリ)に興味はあるけど…」という言語聴覚士の中には、「でも具体的にどんなことをしているの?」「訪問看護(訪問リハビリ)って一人だから不安……」と感じている方もいるのではないでしょうか。

そこ今回は、メディケ・リハビリ訪問看護ステーションで10年以上働いている言語聴覚士のSさんにお話を聞いてきました。
訪問看護(訪問リハビリ)に興味があるあなた、ぜひ参考にしてみてくださいね!
そしてぜひ、メディケ・リハビリの訪問看護ステーションで一緒にご利用者の在宅生活を支援しませんか?

言語聴覚士は「食べる」と「ことば・コミュニケーション」の専門家!

――H:まずは言語聴覚士のお仕事について教えてください。

Sさん:言語聴覚士は、簡単にいうと「食べる」と「ことば・コミュニケーション」の専門家です。
たとえば、嚥下障害や口腔ケアについてのリハビリテーション・アドバイス。失語症や舌がん術後のリハビリテーションや、高次脳機能障害の方の機能維持・改善、代替え手段を一緒に見つけていくことも仕事です。
そのほかにも、お子さまの偏食や食具についてのサポートやアドバイスなども行います。

――H:「食べる」と「ことば」の専門家というのはよく聞きますが、言語聴覚士は、文字盤やジェスチャー、絵カードなんかを使うコミュニケーションについても専門家ですよね。

Sさん:はい。言葉はコミュニケーション手段の1つであって、他の手段でも意思疎通ができるのであればコミュニケーションは成立します。病気や後遺症など、さまざまな理由で言葉でのコミュニケーションが難しい方のサポートをすることも、在宅分野では多くあります。

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――H:Sさんは現在、訪問看護ステーションからのリハビリテーションで在宅分野に深く関わっていますが、その中で心がけていることはありますか?

Sさん:焦らず、ゆっくりとお話を聞くこと、ですね。
言葉でのコミュニケーションが難しい方はもちろん、嚥下のリハビリなどで訪問した方にも、これまでの生活や、これからどのような生活を送っていきたいかなど、その人その人のお話をゆっくり聞きながらリハビリの内容を組んでいくようにしています。

――H:在宅分野では、「治療」よりも「生活」を優先したリハビリテーションが求められていますからね。その人の生活に沿ったリハビリを提供するために、まずは一人ひとりのお話を聞くことってすごく大切ですね。

そんな在宅分野で働くSさんですが、元々は病院勤務だったんですよね。なにがきっかけで訪問看護分野のメディケア・リハビリを選ばれたんですか?

Sさん:そうですね。きっかけは、前の職場(病院)の同僚がメディケア・リハビリで働き始めたことですね。
その人は2人のお子さんがいるんですけど、「育児しながらでも働きやすいよ~!」って教えてもらって。それで会社説明会に参加したのが最初です。
そこで話を聞いて、在宅分野にも興味を持ったので入社を決めました。

――H:確かにメディケア・リハビリでは、Sさん含めて男女関係なく子育てしながら働いている社員が多くいますよね。
実際に入社してみていかがでしたか? ギャップなどありましたか?


Sさん:いえいえ、聞いていた通り子育てしやすい環境で助かってます。直行直帰ができたり、代行制度があったり。
それに、Hさんが言うように、周りも子育てしている人が多いので、仕事の合間に育児の情報交換なんかもできたりしますし(笑)
事務所の雰囲気も和やかで、年齢や経験年数問わず、いろんな世代が活躍できる会社だと感じています。

――H:あまり上下関係がないのも、メディケア・リハビリの特徴ですよね。
では、続いて実際の仕事についてお話を聞いていきたいと思います。
Sさんは入社してから、なにか不安に感じたことはありますか?


Sさん:これは「訪問看護」という仕事に就いていれば、誰もが一度は通る道だとは思うんですけど、「1人で訪問」になったときが一番不安でしたね。
入社して数か月は先輩スタッフが同行訪問してくれるので、気持ち的にも余裕があるんですが、「いざ1人で訪問!」となったときはめちゃくちゃ不安でした。
「なにかあったらどうしよう?」とか、「これで本当に合ってる?」とか、いろいろ考えて変にテンパっちゃったり……。

――H:Sさんにもそんな時代があったんですね(笑)

Sさん:もちろんですよ~!
でも、「なにかあったらすぐ電話して!」って先輩に言われていたことを思い出して(笑)
社用スマホがあるんで、現場で困ったときや相談したいことがあったときは、すぐに先輩や複数担当に連絡できることに気が付いて「ほっ」としましたね~。
もちろん、「自分がやるべきことは自分で」が基本ですが、最終、誰かに聞いて助けてもらえると思うと、気持ちがすごく楽になったことを覚えてます。

――H:「すぐに相談できる」という環境は、誰にとっても大切なものですよね。

Sさん:はい。おかげで落ち着いて対応ができるようになりました。

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――H:Sさんは入社して10年ほどになりますが、仕事の中で「良かった」「嬉しかった」と感じるのはどんな時ですか?

Sさん:そうですね、訪問に行っていると「嬉しい」と感じる瞬間はいっぱいあります。
たとえば、発語が遅かったお子さんが言葉を発してくれたときだとか、病気で経管栄養になっていた方が、お口から食べ物を摂取できたときとか。
自分の支援が利用者さんの「新しくできた!」や「またできるようになった!」に繋がったときは、言語聴覚士をしててよかった~!とすごく思います。

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――H:生活の中で誰かの「できるようになった!」に立ち会えるのって、在宅分野ならではですよね。
とはいえ、まだまだ言語聴覚士が少ない在宅分野。これから「チャレンジしてみよう!」という求職者にアドバイスがあればお願いします。


Sさん:訪問看護での言語聴覚士のお仕事というと「難しい」というイメージが先行してしまうと思います。実際、私もそうでした。
でも、在宅分野の訪問看護だからこそ、病院や施設では経験できない「在宅生活」に特化した支援ができています。
特に、自分の生活を大切にしつつ、利用者さん本人やそのご家族にも寄り添うことができるメディケア・リハビリでは、私自身「ここでよかった~!」と思える職場です。
ぜひ、私と一緒に働きましょう!

 

まとめ

ご自宅で利用者さんはどんな風に生活しているの? その生活に言語聴覚士はどんな風に関わっていけるの?
興味がある方は、お仕事説明会にご参加ください。メディケア・リハビリで実際に働いている言語聴覚士と直接お話ができる場にもなっています。

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