メディケア・リハビリはエリアごとに4つの事業本部に分かれています。
そのうちの1つである阪神事業本部(阪神間および大阪市福島区周辺エリア担当)にて、社員向けの研修会を開催しました。
今年は「体験を通して【性格】の違いを学ぶ~MBTI*を基に~」をテーマに50名ほどの社員が参加しました。
*MBTI(エムビーティーアイ:Myers-Briggs Type Indicator)は、個人をタイプに分類したり、性格を診断したりすることが目的ではありません。回答した個人一人ひとりが、自分の心を理解するための座標軸として用いることを最大の目的にしています。
*MBTI(エムビーティーアイ:Myers-Briggs Type Indicator)は、一般社団法人日本MBTI協会(Japan MBTI Association)が主催する、国際規格に基づいた研修を受講し、その試験に合格したMBTI認定ユーザー資格者のみが実施・フィードバックできるものです。
[引用│一般社団法人日本MBTI協会]
MBTIの考え方を基にコミュニケーションを学ぶ
今回の勉強会では、MBTIの診断をするのではなく、MBTIの考えを基に「他者と自分の違いとはどういうものなのか」について学びました。
講師には、MBTI認定ユーザーの資格を持つ株式会社アソシア 代表取締役CEO 兼 阪神北圏域コーディネーターの神谷牧人先生をお招きし、他者とのコミュニケーションや多様性についてお話いただきました。
「体験する」他者と自分の違い
たとえば、あなたの好きな休日の過ごし方はどんなものでしょう?
前提として、「母親」「父親」「きょうだい」「娘」「息子」「上司」「部下」などといった仕事や生活の中での自分の「役割」をとっぱらい、ただ「自分」が好む休日の過ごし方を選ぶことがポイントです。
A:一人(もしくは、家族や親しい友人と一対一)で過ごすことが好き
B:多くの友人や人と過ごすことが好き
Aを選んだ方は、情報整理が「内向型」、Bを選んだ方は、情報整理が「外向型」とされています。
この「内向型」「外向型」という言葉は、人見知りだとか、コミュニケーション能力が高いといった意味ではありません。
情報を得たとき、よりストレスなく自分の中で情報を整理する方法の違いを「内向型」「外向型」と表現しているのです。
・内向型:情報を一旦自分の中に取り込み、じっくりと考えることで情報を整理する傾向。
・外向型:情報を得た瞬間から他者へ発信する(しゃべる)ことで情報を整理する傾向。
したがって、内向型と外向型がお互いを理解せずに意見交換をしようとすると、
内向型「この人、ずっと話してるし、すぐに答えを求めてきて圧が強いな……。それに、分からないことはすぐにこっちに聞いてくる。少しは自分で調べたらいいのに」
外向型「この人は意見を求めてもなかなか答えてくれないし、分からないことを聞いても「自分で調べて」と言ってぜんぜん教えてくれない……もしかして嫌われてる……?」
という風に、すれ違いがおきてしまうこともあります。
人間は「自分は”こう”だから相手も”こう”」と考えがちです。しかし、実は一人ひとり違っているんだよ、ということを理解してコミュニケーションを取ることが大切です。
勉強会では「A内向型」の人と「B外向型」の人に分かれて、お互いの考え方について話す機会がありました。
まったく違う考え方や捉え方に驚きつつ、実際に体験することでお互いの「違い」を感じることができました。
まとめ
今回の勉強会ではMBTIの考え方を基に、一人ひとりに違いがあることを理解し、コミュニケーションや多様性について学びました。
勉強会の中で、会社でこのような「その人に合った対応」は、基本的に上司が行うべきだと神谷先生はおっしゃっていました。
その人の傾向を一瞬で見分けることはできません。しかし、コミュニケーションを取る内に「あ、この人はもしかしたら内向型かもしれないから、意見を求める時は『次回の会議までに3つくらい意見を考えてきてください』と対応した方がより良い提案がもらえそうだな」や「この人は外向型っぽいから、いま話をしながら意見を聞こう!」というように、部下がよりストレスが少ない環境でそれぞれの能力が発揮できる場を作ることも上司の大切な役割ではないでしょうか。
メディケア・リハビリでは、定期的にこのような社内勉強会を開催しています。
また勉強会があればブログで報告しますので、次回をお楽しみに!