
2025年11月に第5回阪神事業本部PARC全体研修会を開催しました。
今回のテーマは、「子どもたちにとっての居場所」とは何か。
講師としてお招きしたのは、
合同会社INCREW 役員 永山隆太先生。
永山先生は、「あそび」の力を通して地域のコミュニティ活性化に取り組まれており、親子や地域が安心して過ごせる居場所づくりについて、たくさんのヒントを届けてくださいました。
「居場所」の概念を見つめ直す
研修の中で印象的だったのが、日本と海外における「居場所」の捉え方の違いです。

「居場所」の概念:日本
日本では、学校でも家庭でも家でもない第3の場所(サードプレイス)であり、“支援としての居場所”
「居場所」の概念:海外
海外では、街全体が居場所であり、“共創・共生・学びとしての居場所”
海外の視点を重視し、地域で育める場を創るために共に学び、共に築き、共に振り返ることで街全体が居場所づくりに参画していくことの大切さを学びました。
日本においても、こうした視点を取り入れることで、“真の居場所”が少しずつ増えてきているというお話がありました。

PARCと永山先生とのご縁
永山先生には、第2回研修会でも講師としてお越しいただきました。
当時は株式会社ボーネルンドに在籍され、プレイリーダーして民間・公共のあそび場運営について教えて頂きました。
そのご縁から「大人のキドキド(あそび)体験」も実施し、PARCが大切にしている子どもも大人も、そしてスタッフも「楽しい」と思える居場所づうりを日々構築することが出来ています。

居場所づくり・療育への大切なメッセージ
今回の研修では、PARCの療育にも深くつながる、3つの大切なメッセージをいただきました。
①良き第三者の存在
気持ちや行動を生み出す大人の存在
②“つまらない”から始める療育
何かやりたい!と思った時がやり時である
③遊びたいのは子どもだけじゃない、大人も遊びたい!
子どもたちが生き生きと楽しめる場所へ行くには大人の力が必要であり、大人も魅力を感じられるように環境や遊びに対する工夫や支援が必要だと感じました。

「待つ」「間を空ける」ことの大切さ
特に心に残ったのは、「つまらない」から始めてもいいという言葉。
日々、子どもたちの「やってみたい」を引き出すために、待つ姿勢を大切にしている私たちにとって救われるメッセージでした。
提案や言葉がけに、最初から興味をもってもらえるとは限りません。
その子が「やりたい」と感じた瞬間に寄り添うこと。
「待つ」「間を空ける」ことの価値を、改めて学ぶ時間となりました。
その他、おすすめ図書の展示や手遊び、玩具体験、そしてWARAリズムⓇ講師でもある伊藤文香先生からカラダづくりのヒントを一部体験させていただきました。
カラダが資本の私たちにとって自分自身の身体と向き合うことで健康で元気に日々の療育が行えたらと思います。

まとめ
最後にINCREAWのスローガンでもある「あそばざるをえない」というメッセージを心に刻ませていただき、子どもも大人もつい遊びたくなる環境をコーディネートし、「みんなで子育てする地域コミュニティ」をPARCも活性化していけたらと思いました。
永山先生、伊藤先生、尊い時間をありがとうございました!
合同会社INCREAW:地域全体を“あそびの場”と捉え、地域を活かした居場所づくりを実践し、人と人とが自然につながり、交流できる場所や機会をつくる会社(https://asobi.hp.peraichi.com/increw)
WARAリズムⓇ:赤ちゃんの運動機能が遊びながら発達する「簡単」+「楽しい」+「安心」の0歳のための運動教育(https://wararhythm.com/)