
皆さん、こんにちは!
メディケア・リハビリの人事部採用担当、森です。
未経験で介護の現場に飛び込んだ新人スタッフの奮闘と成長を追う密着連載。
入社から1ヶ月が経過し、職場の空気にも少しずつ馴染んできたようです。
今回は取材の最中、人事から「実際の送迎に添乗してもいいですか?」と聞いてみたところ、現場の皆さんが「ぜひぜひ!」と快諾!
急遽実現した添乗取材を通じて、リアルな現場の空気感やご利用者とのやり取り、少しずつ広がる職場でのコミュニケーションをお届けします。
緊張の向こう側で見えた「人とつながる安心感」
入社直後の「何が分からないかも分からない緊張」から1ヶ月。
いま現場で感じているのは、ご利用者としっかり向き合おうとするからこそ生まれる「良い緊張感」です。
――森:1ヶ月が経ち、今の率直な気持ちはいかがですか?
井手さん:業務の流れには少し慣れてきましたが、入社直後とはまた違った緊張感が増えました。
特にお話が得意ではないご利用者からの聞き取りや、お気持ちを汲み取ることの難しさを実感しています。
一人ひとりの特徴や性格をじっくり探っている最中です。
そんな模索の日々を支えているのが、事業所全体を包む温かい人間関係。
フロアを行き交うスタッフ同士のちょっとした声掛けや挨拶が、不安を和らげる大きな力になっています。
――森:入社当初の緊張はどう変化しましたか?
井手さん:一番安心できたのは、職場の人間関係です。部長や所長とも前より自然にお話しできるようになり、
同じ建物内にある訪問看護やPARCの職員などとも、廊下ですれ違った時に会話ができるようになりました。
話し合える人が増えてきたことが大きな救いになっています。
車内の空気を肌で感じるため、実際に送迎車に乗ってみました!
インタビューを行う中で「送迎での工夫」の話題になり、
人事から「ぜひ実際の現場を見てみたいのですが、添乗してもいいですか?」と尋ねたところ、
現場の皆さんが快く快諾!リアルな送迎の現場に密着させていただきました。
井手さんの送迎のスタートは7月からで、現在は週2回ほど送迎業務を担当。
片道数分〜15分ほどのルートで毎回3名ほどのご利用者の送迎を担当しています。
走り出した車内。気配りと優しさが詰まった空間
運転席に座る新人スタッフの表情は真剣そのもの。
しかし、目的地へただ車を走らせるだけではありません。
「どの道を通ればご利用者が降りやすいか」を常に考えながら、丁寧にハンドルを握っている姿がとても印象的でした。
途中で急なルート変更が生じた際も焦ることなく、ご利用者へ丁寧にお声掛けを実施。
また、判断に迷う場面でも自分勝手に進めず、所長へしっかりと確認・相談を行っており、安全を最優先にする姿勢が車内からもひしひしと伝わってきました。
――森:送迎は単に車を走らせるだけではないんですか?
井手さん:はい。お家に着いてからも、玄関の鍵を開けたり、ポストの郵便物を回収したり、
お部屋の中まで介助してお送りするまでが送迎です。安全に安心して過ごしていただけるよう、最後まで気を配っています。
コミュニケーションにも変化が!現場で感じた成長の兆し
前回の取材時と比べると、コミュニケーションの取り方に大きな変化がありました。
会話をする時にしっかりと相手の「目」を見て話すようになり、表情にも心なしか頼もしさが出てきているように感じました。
そして何より、最初の取材で掲げた「フロア全体を見渡す」という目標をうやむやにせず、今日もしっかり意識し続けている姿勢が印象的でした。
課題への挑戦と、上司や先輩たちの温かい手
現場ではできることが増える一方で、専門的な介助技術という新しい課題にも直面しています。
先輩から学んだ「相手のペースと呼吸に合わせること」
最初は難しさを感じていたトイレ介助やマシンへの移乗。
車いすの方は自力で動くことが困難なため、介助者にずっしりと体重がかかります。
力任せにならず「相手の呼吸に合わせること」の大切さを先輩に教わり、少しずつコツを掴んできました。
現在は「車いすの方を回転シートへ移乗する技術」が次の壁。
所長やベテランの送迎スタッフにアドバイスを仰ぎながら、日々練習を重ねています。
――森:職場の雰囲気や、生活の変化はいかがですか?
井手さん:ご利用者が元気で明るく、フロア全体がパッと明るいです!
部長や所長をはじめ、スタッフ全員がすべてのご利用者へ声をかける温かい空気感があります。
週5日決まった時間働くのはアルバイト時代と違って大変ですが(笑)
その分規則正しい生活リズムを取り戻せました。

次の1ヶ月に向けた目標
一歩ずつ歩みを進める中で、次の1ヶ月で目指す3つのステップを設定しました。
・正確で焦らない送迎:時間が決まっている中で焦らず、正確で丁寧な送迎を徹底する。
・介助技術の不安解消:「ケガをさせないか」「合っているか」という怖さを克服するため、正しい技術を練習して身につけていく。
・フロア全体への目配り:目の前の業務だけでなく、周りの状況にも目を配れる広い視野を持つ(※前回から継続中!)。
所長より
入社当初と比べて、コミュニケーションが段違いにとれるようになっています!業務の覚えも早くて頼もしい限りです。
パンクしてしまわないよう、焦らず本人のペースに合わせてしっかりと育てていきたいですね。

取材を終えた人事が感じたこと
前回の入社直後インタビューから1ヶ月。
当時はどこか手探りで緊張した面持ちだった彼が、今回はご利用者の目をしっかり見て笑顔で会話をし、
頼もしく車を走らせている姿がとても印象的でした。
業務の習得はもちろんですが、それ以上に感動したのは「社会人としての小さな成長」です。
自分から周囲のスタッフへ自然と挨拶や声掛けができるようになったり、
時間を意識して自発的に準備を進めたりと、働く姿勢や立ち振る舞いに着実な変化が見られました。
本人は無意識かもしれませんが、こうした日々の小さな積み重ねが、周囲からの信頼に繋がっているのだと感じます。
今回の取材中、無理を承知で「送迎車に添乗してもいいですか?」とお伺いした際も、
現場の皆さんは嫌な顔ひとつせず「ぜひ乗っていってください!」と快く迎え入れてくださいました。
そのオープンな雰囲気こそが、新人が安心して成長できる土壌なのだと改めて実感した瞬間でした。
車内で見せてくれた丁寧なお声掛けや、分からないことをその場で素直に所長へ相談する姿勢。
そして、最初に立てた目標をうやむやにせず意識し続けている真面目さ。
一歩一歩、着実にプロとしての土台を築いている姿を目にすることができました。
焦らず自分のペースで、一歩ずつ。これからも人事として、彼の成長を見守り続けていきたいと思います。
次回、さらに頼もしくなった姿を取材するのが今から楽しみです!