地域講座を開催しました!「納得できる卒業のカタチとは?」


地域講座 卒業証書 支援卒業 リハビリ卒業 納得する卒業の形 卒業の形とは 看護師 作業療法士 理学療法士 言語聴覚士 ケアマネージャー 京都 京都府 京都市 京都市伏見区

メディケア・リハビリ訪問看護ステーション京都では、地域貢献活動の一環として、ケアマネージャーの皆さまをはじめとする地域の関係者の方々に向けて、年2回「地域講座」を開催しています。

地域講座では、日々の業務やご利用者への支援に役立つ情報をお伝えするとともに、私たちメディケア・リハビリが大切にしている考え方や、専門職としての知識・経験を地域の皆さまと共有することを目的としています。

また、講座を通して地域の関係者の皆さまと顔を合わせ、日頃の支援について意見交換を行うことは、より良い地域連携を築いていくうえでも大切な機会となっています。

今回の地域講座では、メディケア・リハビリ訪問看護ステーション京都に所属する作業療法士が講師を務め、「納得する卒業のカタチとは」をテーマにお話ししました。

今回のテーマは「卒業」

今回の講座で取り上げた「卒業」という言葉。
学校を卒業する、習い事を卒業するなど、私たちの生活の中でも「卒業」という言葉は身近なものです。

では、訪問リハビリや訪問看護における「卒業」とは、一体どのような意味をもつのでしょうか。
サービスを利用しているご本人様にとって、「卒業」は単純に「リハビリが終わる」「サービスを利用しなくなる」ということだけではありません。
これまで取り組んできたことを振り返り、できるようになったことを実感し、次の生活へ進んでいくための大切な節目と考えることができます。

今回の講座では、こうした「卒業」の意味について改めて考えながら、ご利用者にとって「納得できる卒業」とはどのようなものなのかを、具体的な事例を交えてお話しました。

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「卒業」を見据えた目標設定とは?

講座では、卒業を見据えたご利用者の目標設定についても取り上げました。
リハビリを開始する時には、
「歩けるようになりたい」
「一人で買い物に行きたい」
「自宅で安全に生活したい」
など、さまざまな目標があります。
しかし、その目標を達成した先に“どのような生活を送りたいのか”まで考えることも重要です。
例えば、「一人で外出できるようになる」という目標を達成したとしても、それが最終的な目的とは限りません。
「近所のスーパーへ買い物に行きたい」
「友人に会いにいきたい」
「趣味を再開したい」
「家族と一緒に外出したい」
など、その先にはご本人様が大切にしている生活や、「こうしたい」という想いがあります。

そのため、支援の開始時から「卒業」を一つの視点として持ち、ご本人様がどのような生活を目指しているのか、どのような状態になれば支援を卒業できるのか考えていくことが大切です。

「卒業=サービス終了」ではない

今回の講座で特に大切にしたかったのが、「卒業=サービスの終了」だけではないという考え方です。
ご利用者の状態や生活環境、必要とする支援は、時間の経過とともに変化していきます。
リハビリによってできることが増えれば、これまで必要だった支援が必要なくなることもあります。

一方で、支援の内容を変更したり、別のサービスにつないだりすることで、その方らしい生活を継続できる場合もあります。
つまり「卒業」とは、支援をなくすことだけを目的とするのではなく、その方の人生や生活変化に合わせて、必要な支援のカタチを見直すタイミングでもあります。
ご本人様にとって、「今、自分に必要な支援は何なのか」を考え、次のステップへ進むためのきっかけとして「卒業」を捉えることが重要です。

実際の「卒業事例」もご紹介しました

地域講座では、実際の卒業事例についてもご紹介しました。
具体的な事例を通して、どのような目標設定し、どのような経過をたどりながら卒業に繋がったのかをお伝えしました。

事例を紹介することで、「卒業を目指す」ということが、単に期間を決めてサービスを終了することではなく、ご本人様の目標や生活に合わせて支援を考えていくプロセスであることを、より具体的に感じていただけたのではないかと思います。

「卒業証書」に込められた想い

講座の中では、参加者の皆さまから、訪問看護の卒業時にお渡ししている「卒業証書」についてもご質問をいただきました。

「卒業証書を受け取った時のご利用者やご家族は、どのような反応をされますか?」
私たちが卒業証書をお渡ししているのには、「リハビリが終了しました」ということだけではなく、これまでの頑張りを一つ形として残し、
「ここまでできるようになりましたね」
「一つの目標を達成しましたね」
という喜びをご利用者、ご家族と共有したいという想いがあります。

卒業証書があることで「ただリハビリが終わった」ということだけではなく、

  • 一つの区切りを迎えた
  • 目標が達成した

ということが分かりやすくなります。

実際に卒業証書をお渡しすると、ご利用者だけでなくご家族にも大変喜んでいただくことが多く、これまでのリハビリを振り返りながら、達成感や喜びを共有する時間にもなっています。
「卒業」という言葉をつかうことで、これまでの取り組みを肯定的に振り返り、「次の生活へ進んでいく」という前向きな気持ちにも繋がるのではないかと考えています。

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まとめ

今回の地域講座では、「納得する卒業のカタチとは」をテーマに訪問リハビリ・訪問看護における「卒業」の意味について、参加者の皆さまと一緒に考えました。
「卒業」は、単にリハビリが終了することだけでなく、これまでの取り組みを振り返り、ご利用者ができるようなったことの目標を達成したことを実感し、次の生活へ進むための大切な節目です。
卒業を見据えた目標設定や実際の卒業事例、卒業時にお渡ししている「卒業証書」についてもご紹介し、ご利用者やご家族に喜んでいただけた事例をお伝えしました。

参加者の皆さまからは、「卒業を改めて考える機会になった」「リハビリの卒業を設定することは達成感に繋がる」「ご利用者や関係者で具体的に話し合い、意見を共有することが大切」といったご感想をいただきました。

今回の講座を通して、ご利用者の想いを大切にしながら、卒業後の生活まで見据えて支援を考えることの大切さを改めて感じる機会となりました。

今後もメディケア・リハビリでは、地域講座を通して役立つ情報を発信するとともに、地域の皆さまとの連携を深め、より良い支援に繋がる取り組みを続けてまいります。

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