
株式会社メディケア・リハビリでは、スタッフ一人ひとりの挑戦や新しい取り組みを称えるため、表彰制度を実施しています。
この制度は、単に成果だけを評価するものではありません。
- ご利用者・ご家族の「やってみたい」「行ってみたい」という想いを大切にする
- 一人ひとりに寄り添い、その人らしい生活を支える
- 仲間や地域と協力し、一人では実現できないことをカタチにする
- 「できない」と決めつけず、新しいことに挑戦する
- 日々の工夫や行動を、より良い支援に繋げる
そんな想いや行動を会社全体で称え、次への挑戦へ繋げることを目的としています。
今回の表彰ストーリーでは、旅行事業Rehavel(リハベル)行われた大阪商業大学の学生との連携による「要介護者向けの日帰り旅行」の取り組みをご紹介します。
今回評価されたのは、大学生と職員がタッグを組み、学生が考えた旅行プランを旅行事業Rehavel(リハベル)として実際の旅行へと繋げた、前例のない新しい取り組みです。
学生ならではの発想と、医療・介護・福祉の現場で培ってきた専門的な知識や経験。
それぞれの強みを持ち寄りながら試行錯誤を重ね、ご利用者の「行きたい」「楽しみたい」という想いを実現しました。
今回評価されたのは…
今回、表彰に繋がったのは、大阪商業大学のゼミと連携し、学生が企画した要介護者向けの日帰り旅行を、実際にRehavel(リハベル)として遂行した取り組みです。
学生たちは、実際にデイサービスを利用されているご利用者への取材を行い、旅行プランを企画。
そのアイデアを基に、メディケア・リハビリのスタッフが安全面や移動のしやすさ、休憩場所、食事場所などを確認し、何度もブラッシュアップを重ねました。
そして迎えた当日。
観光地の混雑や予定時間のずれなど、事前には予測しきれないこともありましたが、学生と職員が連携しながら臨機応変に対応。
ご利用者が旅行を楽しみ、笑顔で過ごせる時間を実現することができました。

なぜ、大学生との取り組みが始まったのか
今回の取り組みのきっかけとなったのは、大阪商業大学との連携です。
まずメディケア・リハビリのスタッフが大学へ出向き、これまでRehavel(リハベル)でどのような旅行支援を行ってきたのかを学生の皆さんに紹介しました。
その後、学生たちが「要介護者の方にはどんな旅行を楽しんでもらいたいか」を考え、さまざまなプランを企画。
学生ならではの自由な発想から生まれたアイデアには魅力がある一方、そのままでは実際の旅行として実現することが難しいのもありました。
そこで、学生の「やりたい」を否定するのではなく、どうすれば実現できるのかを一緒に考えていきました。
「理想を現実にするには何が必要なのか」
「安全に楽しんでもらうためには、どこを工夫すればいいのか」
学生と職員がそれぞれの視点を持ち寄りながら、旅行プランを少しずつ具体的なカタチへと変えていきました。
「やりたい」を「できる」に変えるための準備
今回、特に大切にされたのが、入念な事前準備です。
要介護の方が安心して旅行を楽しむためには、行きたい場所を決めるだけでは十分ではありません。
- 車いすも利用できるトイレがあるか
- 休憩できる場所はあるか
- 駐車場から目的地までの移動は無理がないか
- 食事場所は確保できるか
- 混雑する時間帯はいつなのか
- 無理のないスケジュールになっているか
こうした点を一つひとつ確認しながら、学生が考えたプランを現場目線で見直していきました。
特に飲食店については、予約ができない場合の混雑状況やメニュー内容なども事前に確認。
ご利用者が安全かつ快適に過ごせるよう、さまざまな可能性を想定して準備を進めました。
一方で、どれだけ準備をしても、旅行当日にすべてが予定通りに進むとは限りません。
だからこそ、「計画はしっかりと、現場では柔軟に」という考え方が重要になりました。
学生自身も「支援する側」として準備
今回の取り組みでは、学生たち自身も旅行当日に向けて準備を行いました。
高齢者の方と接する機会が普段あまりない学生にとって、最初はコミュニケーションに戸惑う場面もありました。
そこで、学生が事前にデイサービスを訪れ、ご利用者と実際に接する機会をつくりました。
さらに、車椅子介助の練習をしたり、ご利用者に楽しんでもらうためのレクリエーションを考えたりするなど、学生自身も積極的に準備。
「旅行企画する人」から「ご利用者と一緒に旅行を作る人」へ。
実際の現場を経験することで、学生たちにとっても福祉や介護について考える貴重な機会となりました。
一番大変だったのは「当日の臨機応変な対応」
旅行当日は、事前に入念な計画を立てていても、予定通りに進まない場面がありました。
特に観光地は人が多く、参加者全員がまとまって移動することも簡単ではありません。
予定より時間が押してしまうこともあり、周囲への配慮をしながら、ご利用者の安全確保をする必要がありました。
そこで、同行スタッフは常に全体を確認できる位置を意識し、広い視野を持って行動。
大きな声で声掛けをしながら全体を誘導することで、周囲の観光客にもグループの存在を認識してもらい、衝突や迷子などのトラブルを防ぎました。
また、当日は事前には予測できなかった催し物を見学したり、ご利用者の希望に合わせてお土産を購入したり、カフェで休憩したりする場面も。
その時々の状況やご利用者の希望に合わせ、同行者同士で相談しながら柔軟に対応しました。
「予定通り進める」ことだけを目標にするのではなく、その場にいるご利用者がどうしたいのかを考えながら対応する。
それもまた、旅行支援における大切な専門性です。
成果に繋がったのは「みんなが前向きに取り組んだこと」
今回の取り組みが実現した一番の要因として挙げられたのが、初めての試みに対して、みんなが前向きに取り組んだことです。
学生たちが考えたプランには、実現が難しい部分もありました。
しかし、「難しいからできない」と終わらせるのではなく、「どうすれば実現できるのか」「ここを変えればできるのではないか」と理想と現実のバランスを考えながら調整を続けました。
これまでリハベルを遂行してきた旅行の経験も振り返りながら、職員みんなで知恵を出し合い、一つの旅行を作りあげていきました。
不確定要素が多い中でも、現場で臨機応変に対応できたのは、事前準備を怠らなかったこと、そして関わったメンバー全員が同じ方向を向いて取り組んだからこそです。
「行って良かった」と思ってもらえる支援を
今回の旅行でスタッフが特に印象に残ったのは、ご利用者の表情でした。
美味しいものを食べる。
綺麗な景色を見る。
普段とは違う場所へ出かける。
その姿を見て、スタッフ自身も「とても良い支援ができた」と感じました。
介護や福祉の支援というと、日常生活を安全に支えることをイメージすることも多いかもしれません。
しかし、その人が「やってみたい」と思うことや、「楽しみたい」と思う気持ちを実現することも、その人らしい生活を支える大切な支援です。
「行きたいけれど、難しい」
そう思って外出や旅行を諦めている方は少なくありません。
だからこそ、「どうすればできるか」を考え、実現する。
そこに、Rehavel(リハベル)の取り組みの大きな意味があります。
学生との連携が生んだ、もう一つの価値
今回の取り組みには、ご利用者の旅行を実現することだけではない、もう一つの大きな価値がありました。
それは、地域の大学生に、要介護者の方と一緒に旅行をする経験をしてもらえたことです。
親族以外の高齢者の方と一緒に旅行する機会は、学生にとっても決して多くありません。
実際にご利用者と接し、車椅子介助を経験し、旅行の計画を考え、当日の支援まで行う。
そうした経験を通じて、学生たちは高齢者や介護について、教室だけでは得られない学びを得ることができました。
そしてスタッフにとっても、介護や福祉とは異なる分野を学ぶ学生たちと一緒に取り組むことで、新しい視点や発想に触れる機会となりました。
地域の大学生と、ご利用者、そして福祉の専門職。
それぞれが持つ力を掛け合わせることで、新しい価値が生まれました。
「新しいことに挑戦できる」ことが会社の魅力
今回の取り組みを通して、スタッフが感じたメディケア・リハビリの強みとして挙げられたのが、
「新たに企画した内容を、すぐにカタチにできること」
です。
医療・福祉の会社でありながら、決まったサービスだけにとらわれるのではなく、新しいことにも挑戦できる。
「こんなことができたらいいな」というアイデアを、実際のサービスへ繋げていくことができます。
また、ご利用者の喜びを身近に感じられることも、この仕事の大きな魅力です。
カフェでお茶をするような小さなお出かけでも、普段なかなか外出できない方が、とても明るい表情を見せてくださることがあります。
「来てよかった」
その言葉や笑顔を直接感じられることが、この事業で働く大きなやりがいに繋がっています。
「決まっていないこと」に挑戦する
今回の経験を通じて、大切だと感じたこととして挙げられたのが「決まっていない事に対して、自分たちで考えて新しく作りあげていくこと」です。
最初から答えが用意されているわけではありません。
だからこそ、
考える。
相談する。
試してみる。
上手くいかなければ修正する。
そして、また挑戦する。
今回の旅行も、そうした積み重ねによって実現しました。
「失敗しないように」と考えて動けなくなるのではなく、失敗を恐れず、まずやってみる。
その挑戦を、周りの仲間が支える。
そんな姿勢が、新しいサービスや支援を生み出していきます。

これから入社を考えている方へ
最後に、今回の取り組みに関わってスタッフから、これからメディケア・リハビリへの入社を考えている方へメッセージをいただきました。
「決まっていないこと、自分で考えて新たに作りあげることに対してのチャレンジ精神を持っていてほしいです。失敗を恐れずに。」
また、別のスタッフからは、
「多職種の方と関わりながら、一緒に日々アップデートしていきましょう!」
というメッセージも。
さらに、旅行支援を担当したスタッフからは、
「準備や現場対応など苦労も多いですが、ご利用者に「来てよかった」と心の底から喜んでもらえる瞬間がたくさんある魅力的で、凄くあたたかい仕事です。もし、興味がありましたら一緒に頑張って行きましょう!」
という言葉をいただきました。
一人では難しいことも、仲間と力を合わせれば実現できる。
決まった答えがないからこそ、自分たちで考えて新しいものをつくることができる。
それが、メディケア・リハビリで働く面白さの一つなのかもしれません。
まとめ
今回の表彰に繋がったのは、単に「旅行を実施した」という一つの成果だけではありません。
大学生との出会い。
ご利用者への取材。
学生たちの自由な発想。
職員による専門的な視点からのサポート。
入念な事前準備。
安全面や移動への配慮。
そして、当日の臨機応変な対応。
一つひとつの積み重ねによって、学生たちの「やりたい」と、ご利用者の「行きたい」を、一つの旅行としてカタチにすることができました。
そして今回の取り組みは、ご利用者に楽しんでいただくことだけでなく、地域の大学生が高齢者や介護について実際に学ぶ機会にもつながりました。
「できない」ではなく、「どうすればできるか」を考える。
その姿勢から、新しい支援の可能性が生まれます。
株式会社メディケア・リハビリでは、これからもスタッフ一人ひとりの「やってみたい」「もっと良くしたい」という想いを大切にしながら、ご利用者の想いをカタチにする新しい挑戦を続けてまいります。
この度は受賞、本当におめでとうございます!