臨床美術(クリニカルア-ト)とは?
講師:花本 直子先生
絵やオブジェなどを楽しみながら作ることで脳とこころを活性化し、高齢者の介護予防や認知症の予防、働く人のストレス緩和、子どもの感性の教育などに効果が期待できる芸術療法(アートセラピー)のひとつです。
今までにない、医療・美術・福祉の壁を越えたアプローチが特徴です。
「色のアラベスク」体験会
「色のアラベスク」とは、黒いキャンバスの上に金色の絵の具を垂らし、偶然できた道の間をオイルパステルやアクリル絵の具で自由に色をつけたり模様を描いたりするアートのことです。
今回の研修会では座学は行わず、まずこの「色のアラベスク」を実際に体験していただき、受講者自身に「楽しい!」と感じてもらうことに重点を置きました。
最初は「どう描こう?」と迷っていた方も次第に没入していき、みなさん集中して作品作りに取り組まれていました。
臨床美術にはセルフセラピー効果もあります。
そのため、体験後は、
- スッキリした
- 気持ちよかった
などの声が多くありました。
作品が完成したことによる達成感と自分自身の感性との対話、そしてそれらをアウトプットするという非日常的な体験にリラックスできたのだと思います。
次回の研修会
次回のメディケア・リハビリ研修会は、
『やりたいことは自分で決める!-デイサービスおたがいさんの取り組み-』です。
デイサービスおたがいさんでは、「地域参加を通していつまでも人生に張り合いを持ち、お互いに助け合って生きていく」をコンセプトに、ご利用者自身が自分でスケジュールを決め、畑作業や買い物、外食、洗車、野菜や駄菓子販売など、さまざまな社会参加に繋がる取り組みを提供しています。
充実こそ生きがいであり、ご利用者がいかに充実した時間を過ごせるか、「地域・社会参加」をキーワードにさまざまな工夫をされています。
“おたがいさんだからできる”のではなく、少し考え方を変えるだけで、皆様の現場でも新たなチャレンジができるはずです。そのヒントをぜひ見つけに来てください!
▶日時:令和1年9月20日(金)19:00〜20:30
▶場所:パープルホール別館 会議室305
(大阪府藤井寺市北岡1-2-8)
▶講師:太田 悠貴 氏(株式会社おおきに デイサービスおたがいさん代表取締役)
お申し込みはこちらから!→https://www.kokuchpro.com/event/medicare6/