9月6、7日に新潟県で「第25回日本摂食嚥下リハビリテーション学会学術大会」が開催され、弊社の言語聴覚士 高田(メディケア・リハビリ訪問看護ステーション京都 所属)が発表しました。
第25回日本摂食嚥下リハビリテーション学会学術大会に参加して
今回の学会テーマは「食べるを支える〜地域リハビリテーションの今・未来〜」。
「食べる」に対して多くの職種や業種が自らの強みを活かし、どのようにアプローチできるかを真剣に考え、共同しながら研究・アイデア・手技・活動を発表します。
個人的には、
- 補綴装置(入れ歯、歯科インプラントなどのこと)
- 脳卒中の嚥下リハ
- 神経難病へのアプローチ
- 小児へのリハビリテーション
- 高齢者向けのせんべい、おかき、あられなどの米菓
- 喉頭中央部切除術
- 嚥下圧の弱い方が口から水分を取る場合、ゲップや腹部の張りの不快感などがある呑気嚥下に気を付ける
などの話題がとても興味深かったです。
そのほか、追加嚥下として有用な可能性のあるバキューム嚥下は自分でも体験してみようと思いました。
企業ブースでは、ウェアラブルデバイスを含めたIOTが増えている印象でした。
嚥下食の質も上がっており、自宅でやわらか食を作れる装置やベッド上で座位姿勢を保持できるクッションなどの展示体験もありました。
また、嚥下や口腔ケアをコンセプトにしたカフェ「カムリエ」のケーキをようやく食べることができました!前回は売り切れで食べられなかったので、ようやく念願叶いました。
このような介護レストラン・カフェの取り組みも自身の地域に還元できるヒントになりました!
私の発表は、進行性の病で嚥下訓練ができない中、それでも「食べたい」というご利用者の思いに応えるべく、他職種にできることをアドバイスして繋ぎ、病が進行する中で残存能力を用いて経口摂取を再開できた方の紹介をしました。
学会では毎回多くの学びを得ることができます。
今回も学んだことをスタッフ間で共有し、臨床に還元していきます。