京都市伏見区にあるメディケア・リハビリ訪問看護ステーション京都では、先日、地域のケアマネさんやヘルパーさん向けに無料講座を開催しました!
テーマは「パーキンソン病の方のリハビリテーションについて」。
メディケア・リハビリ訪問看護ステーション京都の作業療法士・秋山と言語聴覚士・下垣がそれぞれの専門的視点から、パーキンソン病の方へのリハビリテーションの効果と必要性についてお話しました。
パーキンソン病とは?
パーキンソン病とは、脳のドパミンという神経細胞が減少することで起こる病気です。
私たちが身体を動かそうとするとき、脳の「大脳皮質」というところから全身の筋肉に「運動してね」という指令が伝わります。
このとき、自分の意図通りに身体がうごくように運動の調整をしているのが、神経伝達物質の「ドパミン」です。
「ドパミン」は脳の奥の「黒質」というところで作られています。
この「ドパミン」が減少することで身体の運動の調整が上手くいかなくなり、身体の動きに障害が現れます。
パーキンソン病の主な症状
パーキンソン病の主な症状は、
- 自分の意思に関係なく手や足が震える(振戦)
- 動作がゆっくりになる
- 全身の筋力低下
- 歩き出すと止まることが難しくなる(突進歩行)
- 手や足の筋肉が硬くなり、こわばってしまう
などがあります。
[関連記事│パーキンソン病ってどんな病気?必要なリハビリとは]
パーキンソン病のリハビリ①作業療法士
パーキンソン病は進行性の病気のため、リハビリテーションで病気が治ることはありません。
では、なぜパーキンソン病の方にリハビリテーションが必要かと言えば、進行を限りなくゆっくりにするためです。
歩行訓練や筋力トレーニング、ストレッチなど、リハビリテーションの専門的視点から、その人その人の症状に合わせたリハビリテーションを提供することで、効率的に進行を緩やかにすることができます。
パーキンソン病のリハビリ②言語聴覚士
言語聴覚士とは?
言語聴覚士とは、話すことや聞くことに障害がある人や、食べること・飲み込むことに問題がある人に対して機能の改善や維持を目的としたリハビリテーションを行う専門家です。
話すことや食べることの専門家が、どうしてパーキンソン病のリハビリに関係してくるの? と疑問に思う方もいるかと思います。
パーキンソン病と嚥下機能
パーキンソン病の症状には、上述したように筋力の低下があります。
この筋力とは、手足や背中などの筋力はもちろん、「食べ物を飲み込む」喉周辺の筋力も含まれます。
つまり、パーキンソン病が進行すると、食べ物を飲み込む力が弱くなり、誤嚥などに繋がってしまう恐れがあるのです。
このような喉周辺の筋力低下の進行を遅らせたり、誤嚥を防いだりするためには、言語聴覚士によるリハビリテーションが有効になります。
まとめ
パーキンソン病の症状は、リハビリテーションを行うことで限りなく緩やかにすることができます。
リハビリテーションの専門家である理学療法士・作業療法士・言語聴覚士による訪問サービスを利用して、一緒に在宅生活を快適なものにしていきましょう!
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