看護師が働く場所としての訪問看護ステーション

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在宅分野での看護師の実際の活動状況ってどうなっているんでしょうか?

働く場所としての訪問看護ステーションの現状についてご紹介します。

看護師は全国にどれくらいいる?

訪問看護師の現状を知るために、まずは全体の看護師の数を把握しましょう。

平成24年度の厚生労働省資料によると、看護師の新規資格取得者は毎年約5.1万人、実際に現場で看護師として働く人は毎年約3万人(過去10年間の平均値)増えています。
全体の看護師の就業者数は153万7813人となっています。(ここ最近、増えてきているといわれている理学療法士は全国に9万1064人です)

全体の数は多いように感じますが、妊娠や結婚を機に退職する人も多く、「潜在看護師」と呼ばれる、資格は持っていても看護師として働いていない看護師が71万人もいるといわれています。

看護師の就業場所は?

看護師の就業場所は、病院と診療所を合わせて全体の82%であり、大半が病院と診療所などの医療機関で働いています。
次いで、介護施設が10%。
訪問看護ステーションで働く看護師の数は全体の約2%で、少数であることがわかります。

政府が進める地域医療構想のもと、病床の機能再編や地域包括ケアシステムの推進に伴い、在宅・施設などの看護人材の確保・育成および質の向上は喫緊の課題となっています。

そのことから日本看護協会は訪問看護師倍増対策の推進を図っており、今後、在宅・施設で働く看護師は増えていく見込みです。

看護師の退職理由

看護師の退職理由は、出産・育児のため(22.1%)が最も多く、

  • その他 (19.7%)
  • 結婚のため(17.7%)
  • 他施設への興味(15.1%)

の順となっています。

看護師は女性の割合が高い職業でもあり、結婚、妊娠・出産のタイミングで職を離れてしまうケースが多いようです。

一方、訪問看護ステーションでは子育て中の看護師も多数在籍している所が多く、柔軟なワークスタイルで働いている看護師も多いです。

最近では、男性看護師も急増してきています。

訪問看護ではどんなことをするの?

訪問看護師の主な仕事は、

  • 体温・脈拍・血圧などのバイタルチェック
  • 健康状態の観察や療養指導
  • 身体の清潔保持
  • 栄養管理
  • 医療器具の管理
  • 呼吸ケア

などがあります。(詳しくは訪問看護のサービスについて

在宅での療養が必要なご本人はもちろん、その家族との関わりも重要です。病院や施設と異なる点は、より広い視野とご利用者の生活全般を見て、適切な助言や処置を行うところです。

訪問看護師の働きがい

訪問看護では、ご家族やケアマネジャー、その他ご利用者の周囲の方との関わりも含めて包括的なコミュニケーションが求められます。ご利用者の生活全体を見た上で、その人らしい生活が送れるように健康・精神面から支えていきます。

訪問看護で働く看護師のやりがいは、当社の職員のインタビュー記事での生の声を参考にしてみてください。

当社では、柔軟なワークスタイルと充実した研修体制で、地域に貢献したい看護師さんを応援しています。

 

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参考)
公益社団法人日本看護師協会「地域包括ケアにおける看護提供体制の構築」
厚生労働省「看護師の現状と推移」

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